【対象疾患】
【対象疾患】
当クリニックでは胃カメラは鎮静下(眠くなる薬投与し)に検査を行います。また治療薬もその方の症状、生活スタイルに応じて、薬の種類、投与法を相談しながら決めさせていただきます。
飲酒、喫煙、熱いもの辛いものなど刺激物の摂取が原因といわれています。主な症状として食事摂取時つかえ感、違和感があります。
ピロリ菌は胃酸がある胃内に生息できる特殊な細菌です。幼少の頃に感染し胃炎が始まります。ピロリ菌は胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃癌の主な原因で、現在は団塊の世代をピークに減少傾向にありますが、検出された際には、除菌といって、内服抗生物質で菌を退治することを行います。除菌によって上記疾患の予防・再発防止・症状の改善および食生活を回復できる可能性があります。
ピロリ菌の検査法は、まず内視鏡検査で胃や十二指腸の粘膜の状態(顔つき)を精査することが基本となります。ピロリ菌の存在が疑われた場合、その内視鏡検査の際に、一部組織を取り(生検)、ピロリ菌の存在の有無を調べる迅速ウレアーゼ検査を行います。既に胃薬(ネキシウムやオメプラゾールなどのプロトンポンプ阻害剤)を内服されている方は血液よりお調べする、抗体測定法を行うこともあります。ピロリ菌の存在が陽性と診断された際は、胃薬(プロトンポン阻害剤)、2剤の抗生物質を合わせた計3剤を1週間内服して頂きます。当院ではちょっとした工夫をすることにより除菌率を上げております。除菌は成功率が80から90%のため、除菌治療2ヶ月後に尿素呼気法(吐いた息でチェックします)により除菌成功の有無をチェックします。除菌不成功の際は2次除菌を行います。除菌成功後のことは、胃癌の項目を参照してください。
ピロリ菌以外では喫煙・ストレス等が原因で胃炎や胃潰瘍を発症します。みぞおちの辺りの痛み、違和感が出現し続いた際は、内視鏡検査、内服薬治療をお勧めします。
日本人に比較的多く見受けられる消化器癌疾患の一つです、主な症状としてはみぞおちの辺りの重い感じ、違和感、痛み、食欲低下、体重減少、貧血等があります。ピロリ菌が原因の慢性胃炎の胃粘膜にできることが多く胃癌にならないためにも早めの除菌が重要です。また残念ながら除菌後も胃癌ができてくることが稀にあり、その場合早期発見が重要で除菌後もできれば一年ごとの定期的な内視鏡検査をお勧めします。
大腸に発生した良性のおできを総称して大腸ポリープと呼びます。大腸癌の発生には、大腸ポリープが癌に移行するパターンといきなり大腸粘膜から癌が発生するパターンの2つの経路があるため、前者に関しては、大腸ポリープを切除することにより、大腸癌の発生リスクを下げることが可能です。大腸内視鏡を行い、ポリープを見つけた場合その場で切除を行います。切除したポリープは病理組織検査で癌の有無を調べます。切除した場合、食事制限、行動制限があるので切除後に詳細は説明させていただきます。またポリープの大きさがとても大きい時などは他施設を紹介することもあります。
大腸の壁の一部が袋状に外側に突出した状態を大腸憩室と呼びます。憩室があるだけでは問題はありませんが、その袋の中に便が停滞し炎症すると、大腸憩室炎となり出血や発熱、腹痛が出現します。抗生物質にて改善することが多いですが、入院が必要となることもあります。
近年食生活の欧米化により増加しています。健診の便潜血陽性でみつかったり、便秘、腹満感、食欲不振、便が細くなった、下血、体重減少などの症状でみつかったりします。進行すると腸閉塞(大腸の内腔が癌病巣でつまって便が出ない状態)、肝臓やリンパ節に転移をきたします。しかし、早期発見できれば内視鏡治療も可能ですので早めの大腸内視鏡検査をお勧めします。また一度ポリープを切除された方は定期的な大腸内視鏡検査をお勧めします。
いわゆる盲腸です。多くの場合、みぞおちのあたりの痛みで始まり徐々に右下腹部に痛みが変わっていきます。最近では診断したらすぐに手術ということではなくまずは抗生物質にて治療を行うことが増えています。それにより改善することも多いですが入院が必要な時もあります。抗生物質で落ち着いた場合はそのまま経過をみますが、インターバル虫垂切除術と言って、安定している時に手術を行うこともあります。
胆のう結石症は食生活の変化により増加してきています、石があるだけでは、問題はありませんが、石のために痛みが出現したり、胆汁と呼ばれる消化液の流れがせき止められたりすると、胆のう炎を起こし食後に右上腹部痛が出現することがあります。超音波検査で診断されます。
当クリニックでは、胃カメラは眠くなる薬を投与し、鎮静下に検査を行います。そのため検査後も少し休んでから帰宅していただいております。検査は胃のみでなく、咽頭・喉頭(のど)、食道、胃、十二指腸までを観察し、炎症、ポリープ、潰瘍、癌、ピロリ菌の有無を診断し、必要があれば組織生検検査(癌や炎症の原因などの診断)を行います。
■胃内視鏡検査をお勧めする具体的な症状
検査前には大腸の中をキレイにするため前日の食事は検査食を食べていただきます。当日は約1.8リットル程度の下剤を飲んでいただきます。内視鏡を肛門から挿入し、80~90cm程度で盲腸までまずは到達致します。その後、ゆっくりと抜いてきて、大腸全体を観察し、大腸炎、大腸ポリープ、大腸癌等を診断し、必要があれば、組織生検、ポリープ切除を行います。大腸カメラは基本的には鎮痛剤のみで行います。胃カメラと同じように鎮静剤を希望される方はご相談ください。
当クリニックでは日帰り大腸ポリープ切除を行なっております。内視鏡下にスネアやジャンボ鉗子という特殊な器具により切除します。大腸の粘膜面には知覚神経はないので切除時痛みはありません。ただし抗血栓薬(脳梗塞、心臓病の予防薬)を2剤以上内服中だったり、ポリープの数が多い場合は一度に全てのポリープを切除すると合併症の確率(下記参照)が上がってしまうため、後日改めて追加切除を施行する場合もあります。また、大きなポリープの時は切除後入院が必要となることもあるため、他施設へ紹介し切除していただくこともございます。
ポリープ切除後の合併症として100~200人に1人程度の確率(0.6%程度)で1~2週間以内に出血(下血)を来す場合があります。また非常に稀(0.04%程度)ですが切除後3日間ぐらいまでに穿孔(大腸に穴があく)を起こし腹膜炎を併発する可能性もございます。腹痛や下血があった場合は早めにご連絡ください。
■大腸内視鏡検査をお勧めする具体的な症状
肝臓機能障害の原因は多種ありますが、検診にて肝機能障害を指摘された方、アルコールを連日多量に飲んでいて肝機能が気になる方、輸血歴のある方、刺青のある方、家族内に肝炎ウイルス陽性者がいて肝炎ウイルス(B型、C型)が気になる方は肝臓の検査をお勧めします。また生活習慣病(糖尿病、高脂血症など)と関連した脂肪肝に関する疾患である非アルコール性脂肪肝性肝疾患(NAFLD)、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)が近年増加傾向にあります。生活習慣病を指摘されたことがある方も、肝臓を精査し必要に応じて治療することにより、体の疲れやすさを軽減したり、肝臓がんの発癌リスクを減らすことに繋がります。検査は、血液検査、腹部超音波検査などです。気になる方はお越しください。
■肝臓検査をお勧めする具体的な症状
鼠径ヘルニアとは一般的に「脱腸」と呼ばれる良性の病気です。
足の付け根(そけい部)の組織の弱くなったところから腹膜の一部が袋状に脱出してしまい、そけい部の皮膚が腫れ上がる病気です。
通常は次第に大きくなり、薬を飲んで改善したり、自然に治ることはなく、治療法は基本的に手術になります。
はじめは指で押すと引っ込みますが、ほっとくと腫れが急に固くなり指で押さえても引っ込まなくなる嵌頓という状態になることがあります。
そうなると緊急手術(緊急手術は肺炎などの合併症リスクが高くなります)になることもあるため早めの治療が必要です。
当院は鼠径ヘルニアの日帰り手術を行っている東京外科クリニック(https://www.tokyogeka.com/)と提携しており、手術は日帰りで、術後の傷の確認は当院で行うようにしています。
鼠径部の腫れに気がづいたら、まずは当院にお気軽にご相談ください。
おしりの異常は痔疾患(痔核、痔瘻、肛門周囲膿瘍など)の可能性があります。痛み、かゆみ、出血、しこり感の症状があれば診察をお勧めします。軽度の痔核はお薬の治療でほとんどが改善します。痔の症状でお悩みの方はご相談ください。
痔は次の3つに大きく分けられます。
肛門より直腸側にできる痔核です。出血が主な症状で排便時や排便後に出血がみられます。大きくなると肛門外へ脱出します。いわゆる痔の中で最も多く、進行度合いにより4段階に分かれます。基本的には坐薬で治療を行いますが局所麻酔下に結紮術を行うこともあります。
肛門部にできる痔核で血栓性外痔核とも言われ血の塊がつまってしまい腫れたもので、痛みを伴います。
痛みが強い場合には血栓を除去する処置(切開)が必要になります。その場合、その場で局所麻酔を行い手術します。
いずれも肛門を開け閉めするクッション部分,血管が異常を起こし発すると言われています。
硬い便をした後に肛門部分が切れたり、裂けたりしたもので少量の血と排便後も続く痛みがあります。痛みのために便秘になったり、何度も繰り返すと見張イボができてきます。便秘の改善とお薬での治療が中心となります。
肛門(皮膚)と直腸(粘膜)の境目より細菌が入り炎症を起こしたものを 肛門周囲膿瘍と言い、熱が出て激しく痛みます。ひどい場合には膿を外に出す処置(切開)が必要になります。その際はその場で局所麻酔を行い手術します。膿瘍内の膿が出ると一旦改善しますが、ここに膿を出す管が残ったものを痔ろうと言います。違和感があったり炎症を起こしたり穴から膿が出る場合は手術が必要となります。
当院ではシートン法という手術を行なっております。いらっしゃっていただければその場で局所麻酔下に手術を行うことが可能です。15分程度で終わります。
シートン法:肛門括約筋の障害を少なくする目的で行う術式で瘻管にゴムやチューブを通して、ゴム輪を締める力を利用して瘻管を徐々に埋めていきます。肛門のきずが固まりながら切れていくので肛門の変形が少ないとされています。治癒までに若干時間がかかります(週1回の通院で1ヶ月半から2ヶ月ほどかかります)。
原因としては、下痢、便秘の繰り返し、裂肛、痔核、痔瘻など、肛門付近の粘膜と皮膚の境目で慢性的な刺激や炎症だと考えられています。経過観察で問題ありませんが、大きいものでは外科処置が必要となります。
肛門周囲の皮膚が炎症を起こしたために、かゆみやべとつき、浸出液で下着が汚れるなどのしょうじょうが見られます。原因はアレルギーや真菌症(カンジダなど)などです。
★便に血が混じるという症状は、痔だけではありません。最も気を付けなければいけないのは大腸がんです。大腸がんの中でも、直腸がん、S状結腸がんが7割以上を占めます。紙に血が付いた、血便が出たなどの症状が見られます。また潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患、虚血性腸炎、大腸憩室症等の可能性があります。これらの場合、大腸内視鏡検査が必要です。
おかしいなと感じましたら、迷わず受診をお勧めします。
いわゆる風邪症状:せき、タン、発熱、咽頭痛、下痢等の症状・インフルエンザ・膀胱炎・花粉症・など、診察いたします。
また検診等で異常を指摘された、生活習慣病(糖尿病・高血圧症・高脂血症・痛風等)もまずは食事療法、運動療法から初めて、治療経過に応じて内服投与など対応していきます。今は自覚症状はないかもしれませんが、脳梗塞、心筋梗塞などの大病を発症する前に予防治療を始めることが重要です。
鼻や喉に感染がおこり炎症を起こします。症状は、咳、鼻水、鼻づまり、のどの痛みや発熱等で原因の多くがウイルスによるものです。これらが胃腸に入り込むこともあります。しっかり治さないとその後、気管支炎や肺炎に進行する場合もあります。症状の経過をしっかり観察することが大切です。
インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。
インフルエンザに感染すると、1~5日の潜伏期間の後、38℃以上の高熱や筋肉痛などの全身症状が現れます。風邪よりも急激に発症し、症状が重いことが特徴です。健康な人であれば、その症状が3~7日間続いた後、治癒に向かいます。気管支炎や肺炎などの合併症を発症しやすく、重症化すると脳炎や心不全になる場合もあります。インフルエンザウイルスには強力な感染力があり、いったん流行すると、年齢や性別を問わず、多くの人に短期間で感染が広がります。二次感染、合併症の予防のために、できるだけ早く受診することが大切です。
糖尿病は今や国民病と呼ばれるほどに増え続けており、日本の成人の5人に1人が糖尿病またはその予備群です。糖尿病の初期においては、健康診断などで尿に糖が出ている、血糖値がやや高いと指摘はされることがあっても、そのころはまだ自覚症状のない方がほとんどです。この状態を数年放置すると持続的な高血糖によって全身の血管が障害され、合併症による症状が出現することがあります。糖尿病の治療方法は、患者さんの状態によって多様です。血糖値、ヘモグロビンA1cなどを測定し、治療方針を決定していきます。まずは食事療法、運動療法ですが、患者さんご自身と一緒に考えながら、実行可能で継続できる治療を進めてまいります。お薬が必要な場合は、患者さんの状態に生活習慣、年齢を加味して選択していきます。また飲み薬で対応できなければ、インスリンなどの注射での治療も必要となる場合があります。その際は外来でのインスリン導入や血糖自己測定の指導も行います。血糖コントロールが悪い状態が続くと、神経障害、網膜症、腎症といった三大合併症をはじめとした全身の合併症が出現します。何より糖尿病のコントロールを改善することが、怖い合併症を出さないために必要です。合併症をおこさないために、血糖値だけでなく、血圧、高脂血症の治療もあわせて行う必要もあります。糖尿病のコントロールを良くし、患者さんおひとりおひとりが大きな合併症を招くことなく社会生活に支障のない日々を送っていただけるよう治療していきます。なかには急にやせた、のどがやけに乾く、食事が取れないなどの症状が出現していらっしゃる方もいます。そういった症状の方はすぐにいらっしゃってください。
血圧が高い状態が続くことで血管の壁に圧力がかかり、その結果、血管を傷めて次第に血管が硬くなり動脈硬化へとつながります。血圧が診察室で140/90mmHg以上、家庭で135/85mmHg以上で高血圧とされています。高血圧は遺伝的要因、食生活(塩分の高い食事)の乱れや嗜好(喫煙・飲酒)過多、または運動不足や精神的なストレスなどの環境的要因が重なって引き起こされると考えられています。ほかにはホルモン異常(腫瘍含む)、腎臓疾患、睡眠時無呼吸症候群、夜勤勤務など様々なことが原因で高血圧を惹起します。血圧コントロールの目標値は診察室で140/90mmHg未満、家庭で135/85mmHg未満です。たかが高血圧、されど高血圧です。気になったら、是非ご相談ください。
血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多い為に引き起こされる疾患です。これらの余分な脂質は、動脈の壁にくっついて血管を硬く狭くしていずれ動脈硬化を引き起こします。コレステロールには善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)があり、善玉コレステロールは細胞内や血管内の余分な脂質を肝臓に戻す働きがある為、悪玉コレステロールを減らすことに役立っています。高脂血症の主な原因は食生活(カロリー過多、卵、内臓、チーズ、バターなどの過剰摂取)や嗜好(喫煙・飲酒)過多、運動不足、遺伝などが考えられます。まずは食事療法、運動療法ですが、治療薬が必要になる場合では薬の選択を慎重に行います。
高尿酸血症は血液中の尿酸値が高い状態を言います。高尿酸血症そのものは症状を伴うことはありませんが、尿酸値が高い状態が続くと、突然足の関節などに激しい痛みと赤い腫れが起きる痛風になってしまうことがあります。
痛風は、発症から数時間後には歩けなくなるほど痛みが強くなり、1週間程度で痛みはおさまっていきます。痛風は、関節に溜まった尿酸塩の結晶を白血球が攻撃することで起こります。尿酸塩は、血液中の尿酸値が高い状態(高尿酸血症)でできやすくなります。まずは食事療法です。プリン体をとり過ぎないようにしましょう。プリン体は動物の内臓、肉や魚に多く含まれます。それでも尿酸値が高い場合は治療薬が必要になるので薬の選択を慎重に行います。
アレルギー性鼻炎は、原因物質(アレルゲン)の種類によって2つに分類されます。1つめは季節性アレルギー性鼻炎で主にスギ、ヒノキなどの花粉が原因となる花粉症です。もう一つは家の中のダニ、ハウスダストを原因とする通年性アレルギーです。原因を知るためにアレルギー検査を行うこともできます。対症療法としては抗ヒスタミン薬やといわれる内服薬や点鼻薬、点眼薬が効果を示します。気軽にご相談ください。
排尿時に不快な感じがあったり、排尿後しみるような痛みを感じたりする、また、尿の回数が多くなるなど…。このような症状があったら、まず「膀胱炎」を疑います。男性より女性の方が、「膀胱炎」にかかりやすいです。「膀胱」は、内面がやわらかい粘膜の袋で、尿を溜めるところです。その膀胱に細菌が入り炎症を起こすのが「膀胱炎」です。女性は尿道が短く、細菌が膀胱まで簡単に到達してしまいます。多くの場合、おしっことともに細菌は膀胱の外へ洗い出されますが、おしっこを我慢したり、体調が悪かったりすると膀胱の中で細菌が繁殖して膀胱炎を起こします。
外傷処置などの小外科処置にも対応いたします。
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午後 | ○ | ○ | ○ | 休 | ○ | 休 |
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午前 | 吉田 | 吉田 | 三木 | 休 | 吉田 | 小出 |
午後 | 吉田 | 吉田 | 吉田 | 休 | 吉田 | 休 |